この記事では『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』の紹介をさせていただきます。
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私がこの本を読んだのはサウナに通うようになった後でしたが、新たな発見が多く、よりサウナの理解を深めることができました。
専門的な用語も多く分かりにくい点も多々ありますが、サウナに興味を持った方にはぜひ一度読んでほしい本です!
こんな人におすすめ
- 「ととのい」というワードに対して疑念を持っている人
- サウナに興味を持ち始めたが、入り方が分からない人
- サウナに入ることによる効果を知りたい人
以下のパートでそれぞれ詳細を書いていきます。
ととのいが分かる
近年のサウナブームにより、ととのいという言葉をメディア等でもよく聞くようになったのではないかと思います。
サウナについてあまり知らない方々からは、以下のような感想を聞くことがあります。
- 「宗教っぽい・・」
- 「スピリチュアル系だろうか・・」
- 「なんかよく分からないけど怖い・・」
確かにサウナは一種の苦行のように思われることも多く、その結果として得られるととのいという状態についてネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。
サウナのざっくりとした入り方としてはサウナ→水風呂→休憩を数セット繰り返すことになりますが、そのプロセスの中での自律神経やホルモンの動きなどをもとに、本書では「ととのい」という言葉を以下のように説明しています。
「ととのい」とは、血中には、興奮状態の時に出るアドレナリンが残っているのに、自立神経はリラックス状態の副交感神経が優位になっている稀有な状態。
『医者が教えるサウナの教科書』2章14より引用
この結論に至るまでに自律神経、血流、心拍数の動き、脳の動きなども併せて説明されていて、私としては納得できる内容となっていました。
サウナの入り方が分かる
サウナに入り慣れていない方々には「サウナや水風呂にどのぐらい入るべきなのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
私も以前は「温まった気がするので出ようかな」と感覚的に判断していたり、「腕の辺りにたくさん汗がかいてきたから出るか」などと汗の量で判断したりしていました。
しかしそのような感覚的な判断ではなく、体内の自律神経の状態を客観的に把握できる脈を基準にしてサウナや水風呂から出るようにすると良いことを本書で学ぶことができました!
またサウナに入り慣れていない方にとっての一番の困難は恐らく水風呂ではないでしょうか。
- 「心臓がバクバクするので苦手」
- 「あのような冷たい水に入るなんでどうかしている!」
などと思う方もいるのではないと思います。
本書では水風呂の入り方についても解説されていますので、苦手意識がある方もこの本を読んでぜひ一度トライしてもらいたいです!
サウナの効果が分かる
本書ではサウナに入ることの効果について以下のようなことが挙げられています。
- 脳疲労が取れて頭がスッキリする
- 決断力と集中力がアップする
- アイデアやひらめきが舞い降りる
- 感情的にならなくなる
- 睡眠をコントロールできるようになる
- 感覚が敏感になる
- 肩凝り・腰痛・眼精疲労がやわらぐ
- 肌がきれいになり、やせやすい体質になる
また健康への効果として、心臓病や認知症のリスクが低下することや免疫力が高まることが挙げられています。
このような効果については一見すると眉唾物のように感じるかもしれませんが、本書ではMEGという脳の働きを調べる機器を使った結果や自律神経、血流などの動きをもとに説明されていてとても納得できる内容でした。
また十分なエビデンスがない点についてはそのことが明確に書かれていて、私としてはこの本に対する信頼感を増してくれるものに感じました。
その他の興味深い内容
上記で挙げたもの以外では、以下の点が興味深く感じました。
- お風呂の入浴や岩盤浴とサウナの効果の違い
- 女性の方が感受性が高く、サウナでよりととのいやすい
- 塩サウナの効果と正しい入り方
- 朝サウナの入り方
特に朝サウナの入り方についてはよく分かっていなかったため、逆に調子を落としてしまうこともありましたが、本書で書かれているととを実践することで改善することができました!
まとめ
今回の記事では『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』の紹介をさせていただきました。
サウナをよく知らない方々にぜひ読んでほしく、中でも以下のような方々におすすめです。
こんな人におすすめ
- 「ととのい」というワードに対して疑念を持っている人
- サウナに興味を持ち始めたが、入り方が分からない人
- サウナに入ることによる効果を知りたい人
すでにサウナに通っている方々も、新しい発見があると思いますので読んでほしいと思います!